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パッセンジャーズが隠れた名作と呼ばれるにはあまりにもったいなさすぎる件

パッセンジャーズ(字幕版)

作品数の増加とともに名作も増え続けているAmazonビデオ。今回オススメしたいのはプライム会員でもそうでない人にも観て欲しいパッセンジャーズです。巷の評判では意見のわかれる映画で賛否両論なのもわかります。

ですが読み解けば単なるミステリーやサスペンスではない奥深さを感じることが出来るでしょう。一度観たのならばもう一度観たくなるたまらない映画となっております。

 出来るのならばネタバレ無しで良さを伝えきりたい

あらすじ

セラピストのクレア・サマーズ(アン・ハサウェイ)は、恩師のペリー・ジャクソン(アンドレ・ブラウアー)から仕事を任される。それは、飛行機墜落事故で奇跡的に生き残った生存者5名のトラウマ的ストレスを治療するというものだった。やる気を見せるクレアに、ペリーは“生存者の1人、エリック・クラーク(パトリック・ウィルソン)に気をつけろ”と忠告する。病院でエリックと面会したクレアだったが、彼はグループ・カウンセリングを拒否。自宅での個別カウンセリングを行うことになる。だが、クレアが彼の自宅を訪れると、彼は大胆に言い寄ってくる。さらに、教えてもいないクレアのプライベートを知っているなど、謎めいた行動を見せる。さらに、クレアの自宅には近所のトニ夫人(ダイアン・ウィースト)が毎晩訪れてくるようになる。だが、その様子は何かを探るようで、どこかおかしい……。一方、グループ・カウンセリングでは他の生存者たちが航空会社の発表と食い違う事故の記憶に苦しんでいた。公式発表では事故原因はパイロットの過失だったが、患者の1人は墜落の前に爆発があったことを告白。だが翌日、その患者が姿を消す。それが合図の様に、記憶を取り戻した患者が、次々とクレアの前から消えてゆく。患者の1人が言い残した“真実を知る生存者を黙らせるつもりだ”という言葉から、航空会社に疑惑を抱くクレア。だが、航空会社代表アーキン(デヴィッド・モース)に真相を確かめても、公式発表を繰り返すばかり。ますます不信を募らせたクレアは、ペリーに相談を持ちかけるが、彼も陰謀説を否定。彼女は気付く。ペリーは航空会社と結託し、患者の様子を探らせるために自分にカウンセリングを担当させたのだと。もはや、信じるものをなくしたクレア。真実を追えば追うほど深みにはまっていく。なぜ、事故は起きたのか?なぜ、5人だけが生き残ったのか?そして、彼女の知らなかった驚愕の真相とは?

パッセンジャーズ | Movie Walkerより

 

パッセンジャーズ 特別版 [DVD]

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特大の爆発音とともに事故の悲惨さを伝える冒頭のシーン。主人公であるアン・ハサウェイが恩師の電話で目が冷めてからはじまる奇妙な出来事の数々。

 

この手の作品に興味を持っている人ならば間違いなく観たくなる要素がこれまでかと詰め込まれています。プライム会員の人ならば今まさにこの瞬間に【後で見る】をクリックをしてください。

 

序盤から状況が二転三転しながらもストーリーが動き出して視聴者を飽きさせない工夫がなされています。興味の持続力が程よくて退屈を感じることなく映画が進んでいくのも私が良いと感じた部分の一つです。謎解きと平行して動き始める人と人との奇妙にも感じられる繋がりや、唐突に起こる出来事。世界観の不安定さにクラクラしてきます。何かがおかしい気がするのだが何がおかしいのかの説明がつかない。ミステリー好きにはたまらない要素です。無関係とも思えるような細かい要素が最後のピースに向かって集まり繋がり、最後はまさにミステリーなラストをむかえるわけです。

 

こういった説明では不吉な終わり方なのか?後味の悪い結末が待っているのか?と勘ぐってしまいそうですがご心配なく。個々の感じ方は違えども、少しだけ引っかかるような、それでいてちょっと重めのプレゼントを心に残してくれるのです。

 

 

いのちのかぎり時間を大事に使っていこう

アン・ハサウェイ扮する心理カウンセラーは、飛行機事故の生存者の苦しみを取り除くべく一生懸命がんばります。乗客は目的地へと向かうために当たり前のように飛行機に乗り事故に巻き込まれます。

 

ここで描かれる死というものは唐突そのもの。不可抗力の圧倒的な死です。しかしそれはいつ自分の身に降りかかるかわからない地続きの出来事なのです。この作品はストーリーの面白さもさることながら命の大切さを学ばせてくれます。

  • 明日この世からいなくなっても良いように生き抜こう
  • 自分に正直に過ごして後悔を一つでも減らして生きよう
  • 可能な限り一生懸命に生活しよう

飛行機事故という不可避な事故を通して伝わってくるメッセージ性とストーリー。今思い出しても目頭が熱くなります。

 

 

二周目の衝撃は一周目を味わってこそ!

ここまで心が揺さぶられる作品は久しぶりで二日間で3回も鑑賞しました。なんとびっくりなハマりっぷり!

上映時間は93分と程よいくらいの長さですからちょっと空いた時間に観るのもピッタリなのです。そのまま二周目に突入しても問題ない程度の長さです。

 

その二周目ですが本当に良かった。一周目のミステリー感も確実に良いのですが二周目ほうが作品をより深く味わうことができました。アン・ハサウェイが電話で起こされるシーン。そのショットが二回目ではまったく違うシーンのように感じられました。光に照らされる雨がグッと心に突き刺さります。この衝撃加減はぜひとも実際に体験してもらいたいもの。その他のシーンもアハ体験が出来ますし本当に時間にゆとりがあるのであればそのまま二周目に突入することをオススメします!

 

 

作品に込めた想いを感じて羽を羽ばたかせて欲しい

私のリアルタイムの出来事として新しい挑戦をいくつか実行中です。やらずにモヤモヤして過ごすよりも、辛くても挑戦をしていったほうが良い表情で毎日を過ごせるってものです。

 

映画のシナリオのように今この瞬間に突然の死を迎えてしまったら?

後悔せずに生き切ったと胸を張って言えるでしょうか。

 

飛行機事故ではなくても不慮の事故事件は否応なしに襲ってくるものです。命尽きるまで一生懸命生き抜こうと心で感じさせてくれる映画作品です。お時間のあるときにでもぜひご鑑賞ください。

 

パッセンジャーズ(吹替版)

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