今日はパソコンにゆっくり向かい合える時間がとれたので思った事を打ち込みます。
人狼ゲームって知っていますか?どうやら家飲みや初対面同士でもルールさえわかれば全員でワイワイ楽しめるゲームのようです。アウトドア会をひらいたりオフシーズンはトレーラハウスで遊んだりするので盛り上がるパーティーゲームは導入したい!…と思っていたら人生は人狼ゲームだなって思ったというおはなしです。
人と人ならざるものとの生き残りをかけた戦い!これは誰もがアツくなる!
正直なところ私はまだ一度も人狼ゲームを体験しておりません。初めて耳にしたのはポッドキャストにてバイリンガルニュースのまみさんがラジオ中に話していたときでした。尊敬しているまみさんが盛り上がるってんだから間違いないというわけでAmazonで速攻ポチリましてカードが手元に届きました。
並行して友人からも情報を集めていると
- 人狼ゲームを題材とした映画がいくつもあるから観たらわかる
- なんならyoutubeでも初心者向けの動画も存在する
- 人数は6人以上は欲しいところ
- アナログアイテムの他にも人狼ゲームを円滑に進めるアプリも存在する
人って本当に面白いものでアンテナを広げだすと今まで耳入ることすらなかった情報がバンバン集まってくるんですよね。日常を変えるのは常に己の心の中にありです。
とりあえず映画を見たくなったらアマゾンプライムを利用します。するとあっという間にヒット!教材として使ったのは
劇中では人殺し系でグロ映像もあり万人向けではありません。が、過去シリーズでは女優の土屋太鳳さんも出ている事で有名ならしいです。不勉強でもうしわけない。
「どうやら会話で人の嘘を見抜き敵陣を切り崩していく感じなんだな。リアルではもちろん殺し合いなんてしなくて良いわけだし気が楽だ。一方で会話や仕草など人の個性の一片をゲーム内で覗くことができるから人と人との距離感を縮めるのに一役をかいそうである」
ということがわかりました。
続けてyoutubeから入門動画も再生。
どうやら人狼ゲームが好きすぎて会社を設立した人もいるのか。。。人間最高だわ!好きな事ならばつらかろうがなんだろうが、修行と呼ばれようと拷問に近いと罵られようと頑張り続けられますもんね。人の人生を狂わせてしまうほどの魅力あるゲームであることも理解しましました。
私の認識としては
自己(ゲーム内では人)と他者(ゲーム内では人狼)との間の空気を読みながら人の機微に十二分に集中し仲間を守りながらも敵を討つというコードな遊びなんだって。。。。って、これって実は人生そのものなんじゃないかっていうね。
人はみな実社会で人狼ゲームをし続けている
はてな匿名ダイアリーでちょっとだけ盛り上がっている話題。
「まずは友達づくりから始めろ」とか甘いこと抜かしてるHATENAの皆さんはい..
「まずは友達づくりから始めろ」とか甘いこと抜かしてるHATENAの皆さんはいい加減に友達の作り方について教えてほしい
この前勇気振り絞って料理教室に行ったら既にグループができてて輪の外で中途半端に気遣われてメンタルが激しく傷ついたわつらい
かなしい
もういやだ
短い文章内に増田氏の悲哀が込められていてどうにかしてあげたいですね。私の友人にも彼女や結婚相手が欲しいのにもかかわらず、まったく対象の相手が見つかることなく一週間の円環を52週続けている人がいます。あら、お可愛いこと。
「まずは友達づくりから始めろ」
これはおそらくブックマーク内で一足飛びで彼女とか彼氏とか作ろうとせずに友達を作ることに集中しろ的な言葉に対するアンサーなんだと思います。で、友達すらつくれないっちゅうねん!!!!って感じの感情の爆発ですね。
他者とのやりとりはすべて人狼ゲームだと思えば良い
ここからは最近の自分の体験も含めた意見です。
極論を言えば他者との会話すべてを人狼ゲームだと思って真剣にプレイしたら多くの問題は解決すると断言できます。特に真剣にプレイすることは最重要。自分が真剣に生きているのと同じように他者には他者の人生をかけた勝負があります。どんな会話でも中途半端に流すことなく真剣に向き合って頭のなかで整理する。言葉では簡単でも実際は難しい。でも難しいからこそ価値があって他人との差をつけられる大きい部分でもあるのです。
はじめに友達の作り方ですが、残念ながら友達の作り方に正解なんて一つもありません。
友達の定義を検索してみると以下の結果が出ます。
互いに心を許し合って、対等に交わっている人。一緒に遊んだりしゃべったりする親しい人。友人。朋友 (ほうゆう) 。友。「友達になる」「遊び友達」「飲み友達」
しかし問題は定義上の友達と、現実世界における人一人分が持つ友達の定義が違うということです。その点において十人十色の友達の定義に合わせる正解なんて出しようがないのです。
加えて悩みとして友人が作れないと思っているのですから自分自身の思う友人は何であるのか?を明確にヴィジョンにしておくべきでしょう。そこのズレは後の友人関係にも影響がでます。
自己のイメージする友人のヴィジョンを明確にしてプレイヤーとして場に立つこと
これは人狼ゲームで言うところの役職になります。現実世界でも思うところはありますよね?「今日は聞き役にまわろう」「わからない話題ばかりだから傍観者に徹しよう」「今日は絶対に話した事があるから話題の中心にいたい!」「心ここにあらず…この場に私はいない体で話をすすめてくれ…」
他者は一体どんなスタンスで場にいるのかはわかりません。が、自分のやらなくちゃあならないことはわかりますよね?あなたの役職は《友達をつくりたい人》になります。
となれば役職《友達をつくりたい人》を探し当てたら良いのです。
ただ、実際はそんなにうまくは行きません。人狼ゲームでは役職は決まっていますが現実世界では無限大に役職があります。
- 見栄を張ったり嘘をついたりリアル人狼的な人物
- ゲーム内のルールを無視して利他的行動を行動理念とする人物
- まったく会話に入らずに詮索されることを嫌う人物
- 利害関係そもそもに興味がない人物
- 本当は友達をつくりた人の役職であるのにもかかわらずそれを表現できない人物
などなど本当にキリがないですね。
しかしそれは仕方のないことです。仕方のないことは諦めましょう。だって他者をコントロールすることは不可能なのですから。大事なのは自己の立ち位置を明確にしてそのカードを他者に見えるようにわかりやすく提示することです。それは自分自身でコントロールできますし明確です。自分自身に嘘をつかない限りは絶対の真理です。
立ち位置を明確にすると《間を取り持つことに信念を燃やしている役職》や《下世話なことが大好きで過剰反応ながらもしっかり役をこなす役職》《友達をほしいと思っている人を探している役職》の人に反応してもらえます。自分で波をおこせないのならばゲーム内の空気に身を委ねます。現実世界のやり取りは人狼ゲームほどシンプルなルールはしていませんが人の出会いなんて思い返してみたらシンプルなルールの連続だったりします。
- 好きな食べ物が一緒だった
- 気になる話題で盛り上がった
- 好きな映画俳優が同じだった
- 真冬に車のワイパーがぶっ飛んでいったエピソードがツボった
- 会話でちょっと揉めたのがキッカケで仲良くなった
など案外どうでも良い感じのエピソードが仲良くなるキッカケを運んできてくれます。
何がどう作用するか予測もできない人生において、自己が100%コントロール可能である立場の明確化は重要な要素です。
プレイ会場が出来上がっているのは諸手を上げて喜ぶべき
前段階として友達を作る場所がないと嘆く人もいますが今回の件ではすでに100%達成できていてなんの問題もありません。
勇気振り絞って料理教室に行ったら既にグループができてて輪の外で中途半端に気遣われてメンタルが激しく傷ついた
もうね、友達を作るという作戦の人狼ゲーム会場はセッティングされています。
この文章からわかることは
- 複数のプレイヤーがいる。そのプレイヤーのいずれもが料理という興味を持っている
- すでにグループが出来ていた=グループ長いる可能性特大
- 気を遣われる=他者に一定の配慮をできる人がいる
- 自己はその結果として疎外感やメンタルにダメージをえた
ですね。短い文章でもここまで状況がわかるものです。これは場が提供されているから成立します。場が存在しなければ人を観察することも出来ませんし、手札や相手の役職を推測することも不可能です。場のセッティングは100%自己にとってメリットですから喜んでください。
あとは場に合わせた立ち振舞を人狼ゲームよろしく演じていくことに考えをシフトしていきましょう。
- 自己は場において初心者である→グループ長にいじってもらえる機会を活かせる
- 気を遣われる→話題を作ってもらえている間に自分自身を表現できる言葉のパーツを散りばめる
- 料理教室→全員が料理クラスタなので話題の中心に料理をおけば会話が尽きることはない
- 上記の事、つまり場における自分の役割をしっかりとこなせたか?こなせた上で疎外感を感じるか否か
自己と他者との探り合いのゲームです。そのゲーム会場にいて役割をこなします。これであれば恥ずかしいとか、ためらいとか、そんなこと言っている場合ではありませんね?人狼ゲームを成立させるためのベストを選択し続けてゲームを成立させなくちゃあならないわけですから。
出会いを楽しみ他者に敬意をはらえば勝手に結果がついてくる
長くなりましたが、まとめていきます。
人狼ゲームは騙し合いと助け合いのゲームです。そしてそれは現実世界も同じことです。
私が思う人間関係構築の基礎は
- 外見含め誠実な姿をしっかりとみせる
- 会話をする時は他者に敬意をはらい会話の取りこぼしをなくす
- 相手の会話の意図をしっかりと読む努力をし続ける
- ゲームだと思ってちゃんと出会いを楽しむ。笑顔は一番の薬
- 失敗しても気にしない。トライアンドエラーで失敗を100回しても101回目に活かす
人狼ゲームの勉強をしているとまんま実世界とリンクしているなと思ったわけです。
つらい
かなしい
もういやだ
これはトライアンドエラーが足りない結果から来るネガティブなイメージな気がしますね。常に練習で、人狼ゲームみたいに気軽にテーブルに座って人と人との騙し合いを楽しむ感覚で数をこなしていけば問題ないでしょう。
私自身人狼ゲームはやったことないですが、常に人狼ゲーム的な人生を歩んでいます。少なくとも初対面の会における立ち位置は確立されていて練習のたまものだなと思うんですね。
どんな結果であっても結果に凹むことなく挑戦を続けていきたいところ。
人狼ゲームオススメです!!!ではまた!