2018年になりあっという間に1月が過ぎ去ろうとしています。例年はいつものことを淡々と消化するしかない1年の始まりの月という認識なのですが、今年は積極的に挑戦を続けるつもりでスケジュールを入れていったため同じ1月でも肌に感じるモノが違っていました。
一方で新しい刺激が増えると刺激に対応しなくてはなりません。ここぞという時に踏ん張りがきかずに対応が後手に回ってしまうことも。
言い訳をしても仕方のないことですが介護中心の生活で勝負感が鈍っているようです。そんな時にAmazonを眺めていてふと目に入ったのが
羽生さんの決断力という本でした。電子書籍が本当に便利だなって思うのがポチッと押した瞬間に手元に本が届いている事ですよね。
- 作者: 羽生善治
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店
- 発売日: 2012/10/01
- メディア: Kindle版
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読んでいて素直に思ったのは読みさすさでした。私は将棋はルール程度しかわかりません。戦略も戦術も定跡もさっぱり。なのですが将棋に対する気持ちの持ち方やちょっとした雑学を混ぜながら本質へと迫っていく語り口など参考になる箇所が満載でまったく飽きが来ません。
次はどうなるものか?次のロジックはどう繋がっていくのか?などワクワクが止まらなくなっていたのでした。
私自身の底の浅さや読みの適当さ、人生に向き合う姿勢などを思い切り否定されたようで清々しい気持ちになりました。決して雑に生きてきたわけでもなくて、むしろ他者に対して真摯に向き合ってきたつもりでした。ですが、選択に対して常に一生懸命に 命を燃やしてやりきってきたのかと問われると素直に言えない想いがあります。
取り繕うような一手や妥協にまみれた一手。事なかれ主義的な一手を打ってきたのも事実。その産物が現状であるのならば。本当に恥ずかしくなってしまいます。
一方でそれでも生きていかなくちゃならないしそれなりに守るものもあります。落ち込んで引きずることもありますが引きずっている暇なんてないはずなのです。決断力という一冊は決して説教臭くもお決まりのセールストークをぶち込むことなく、淡々と端的に的確にえぐってきます。それが心地よいのです。
先週に購入しましてすでに2週目をスタートさせました。
来月から新しい企画も始まりますから後悔を嘆いても仕方がありません。この本には対策まで書かれています。何かこう、文章から溢れてくる魔力に当てられてどうにかなっちゃいそうですよ本当に。
将棋繋がりで、前からオススメされていたアニメも
観始めました。羽生さんの本を読んでからだと、アニメ表現のダイブする箇所や、心理描写などもよりリアルに感じられてハマってしまいました。今はNetflixにて3月のライオンを楽しんでいます。
羽生さんは今月も話題の人でしたね。
天才にも慣れっこないですし、国民栄誉賞なんて無理です。
でも、努力を重ねて挑戦を続けて一生懸命全力でやっていけば何かカタチが出来るかもしれない。カタチにならなくても歩んだ道のりに嘘はないはず。魔力に当てられてより一層努力していこうという想いを強く持ちました。